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ゾクッ4 オオツチグモ

2018.11.19 (月)

こんにちは

今回は、オオツチグモの紹介です。

オオツチグモって聞きなれませんよね?

英語で「タランチュラ」と総称される大型のクモのことです。

あ~タランチュラなら知ってる っていう方は多いと思います。

 

でもみなさんが「タランチュラ」と呼ぶクモ

調べてみるとタランチュラのもとになったクモは、種類の異なる別種のクモだということが!  ということで簡単にタランチュラストーリーを紹介します。

 

タランチュラの語源は、イタリアの港町「タラント」に由来し、この地方の毒グモ伝説が始まりです。

タランチュラのモデルとなったクモは、タラントに生息する「タランチュラコモリグモ」。体長が2~3cmのコモリグモの一種なんです。皆さんがタランチュラと呼ぶ大型のオオツチグモの仲間とは全く違うクモだったんですね。

 

では、なぜそんな大型のオオツチグモの仲間が「タランチュラ」と呼ばれるようになったのでしょうか?

イタリアの港町タラントの毒グモ伝説がヨーロッパの人々に広まり、新大陸に渡ったヨーロッパの人が恐ろしいクモを見ると「タランチュラ」と呼ぶようになり、それが現在に至るようです。このような生き物にまつわる話も面白いですね。

※実際にタランチュラコモリグモに噛まれても人間には何の問題もないそうです。

 

前置きが長くなりましたがオオツチグモの仲間の話をしましょう。

 

主に熱帯域に生息し、現在約900種が知られています。大きさは、種によって違いますが、体長は5~9cmで、脚を広げた時の大きさが20~30cmに達するものもいます。

 

昆虫やネズミなどの小型の哺乳類を襲って食べることが知られていて、小型の鳥(ハチドリ)を食べる様子を描いた彫刻から、鳥を食べるクモという意味の「バードイーター」という別名も持つ種もいます。

 

体が大きいだけでもかなり怖いですが、大きな鋏角(牙のようなもの)を持ち、獲物をかみ殺します。この鋏角には毒があるので更に怖いですね。

人間に対しての毒性は低いと言われますが、噛まれると痛いそうですよ。

こんなのに噛まれたくないですね。

更にさらに、危険を察知すると後ろ脚を使って、腹部(おしり)の毛を飛ばす種類もいます。この毛にやられるとかゆいとか痛いとか そんなことが言われています。

そういえば、このクモの水槽の土を入換えた後は、腕がかゆくなったような…

 

昔ブラジルに行った時に、タランチュラの毛が刺さるとチクチクして痛いんだよーって現地の人が言っていた話も思い出しました。

なんとも怖い生き物ですね。

 

怖い話ばかりも何なので少しかわいいポイントも紹介しましょう。

クモの目って見たことありますか?

展示しているオオツチグモの目はこちら

頭の上にちょこんと付いているものが目です。大きな体に、こんな小さな目。

チャーミングでしょ?

クモの目の配列(並ぶ位置)は、種類によって違うのでクモを分類するときに役立ちますよ。

 

最後に

私がこの世で最も苦手とする生き物はクモ。

そんな私ですが、タランチュラを飼育しているうちにだんだんとその魅力に取りつかれています。

これを機に、みなさんもじっくり見つめてみてください。

 

それでは

 

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