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企画展からお便り8 ~スベスベマンジュウガニとモクズショイ~

2018.03.13 (火)

河合

こんにちは 河合です。

第8弾はこちらの水槽から。


今回は、スベスベマンジュウガニとモクズショイ。

 

まずは

スベスベマンジュウガニ

饅頭のように体が丸く、マンジュウガニの仲間の中では、体には突起などが何もなく滑々しているように見えることが名前の由来と言われ、漢字では「滑々饅頭蟹」と書きます。

 

なんて美味しそうな名前なのでしょうか?

よだれが出そうな名前ですが、実はこのカニ、テトロドトキシン(フグ毒)など数種類の毒を持つ危険生物です。毒の強さは地域差や個体差がありますが、食べたら命を失うことがあるので絶対に食べてはいけないカニです!

名前に惑わされちゃだめですよ。

※毒は主に筋肉中や外骨格(=殻)に含まれています。

 

このカニは、インド洋から太平洋西部に広く分布していて、日本でも関東から沖縄の太平洋岸のサンゴ礁や岩礁帯で見られます。体のわりにはしっかりした大きなハサミを持っていて、そのハサミで海藻やゴカイ、貝などを食べてくらしています。

磯採集で捕まえることができるカニなので、絶対に食べちゃダメですよ。

 

小学生から教えてもらった情報ですが

某テレビ局の某番組「みんなの○○」でこんな歌があります。

「恋のスベスベマンジュウガニ」

この中には、モクズショイ、バフンウニ、スカシカシパンなど変な名前の生き物が紹介されていますよ。興味があればインターネットなどで検索して聞いてみてくださいね。

 

モクズショイ

体にかぎ状の毛が生えており海藻やカイメン、ゴミなどをつけて擬装することが名前の由来と言われ、漢字では「藻屑背負」と書きます。

「モクショイ」と呼び間違える人も多いみたいですが…。

「モズショイ」ですからね!!

英名では「Decorator crab(デコレータークラブ)」と言い、飾りつけるカニという意味です。

毛先がマジックテープのようにかぎ状になっていて、いろんなものがくっつけやすくなっているんですね。

また「Spider decorator crab(スパイダーデコレータークラブ」とも呼ばれます。

スパイダーとはクモのことですがクモガニ科のカニで脚が長くて確かにクモの体形に似ています。

モクズショイは、インド洋~太平洋西部、オーストラリアに広く分布していて、日本でも関東から沖縄のサンゴ礁や岩礁帯の岩間に生息しており、磯でも見つけることができます。

ただ、体に海藻やカイメンなどをつけて周りの景色に溶け込んでいるので見つけにくいんだとか…。

そういえば国語の教科書1年生「海のかくれんぼ」でもこのカニが教材として紹介されていますよ。

 

最後に

小さなハサミ脚で器用にデコレーションする様子をご覧ください。

 

 

ではでは。

 

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カテゴリー  特別展・企画展
キーワード 河合
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